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第7回(2006年3月)
星野 貴子先生(日本発条 横浜事業所,17回生)

「私の活動紹介」

 17回生の星野 貴子です。日本発条株式会社 横浜事業所の専属産業医として勤務を始め、10ヶ月がたちました。若輩者の私がこのような記事を書くこと自体恐縮なのですが、とある会社のとある産業医の活動ということで参考にしていただければ幸いです。

 横浜の海よりにある工場地帯の一画に当社は存在します。ニホンハツジョウの産業医と自己紹介させて頂くと「どういう意味ですか?」と聞かれることもしばしば、さらに名刺に「NHKニッパツ」と書いてあるものですから日本放送協会の関連会社かとも誤解されます。かく云う私も入社前は誤解していました。発条というのはバネ(spring)のことであり、文字どおり自動車関連のバネを製造する会社です。横浜事業所全体では千数百名程度の規模で、社名はバネだけなのですが、バネの製造だけではなく自動車の関連部品を色々手がけています。横浜事業所には、バネ・シート製造工場・本社(スタッフ部門)・研究部門があり、同じ敷地内にあっても個々に独立した活動を行っています。そのため、安全衛生委員会も4ヶ所で行われ、安全衛生活動もバラバラであり、この状態に慣れるのに時間がかかりました。さらに、地方にもバネ・シート・精密機器等を製造する工場が点在しており、嘱託産業医がうまく機能していない工場の看護師から相談を受けたり、直接その工場を訪問したりといったことも行っています。各地方工場も各々独自性があり、中々混乱した状態で今日まで来ています。

 前年まで10社以上の嘱託産業医として働いていた私にとって、同じ産業医といっても、専属はまた異なる職種だと感じられました。会社に所属すること・会社の経営を理解すること・毎日社員と接することなど、未だ慣れない部分が沢山あります。ただ先述したとおり、横浜事業所内でも分離体制にあるため、嘱託産業医活動と同様の印象を持つこともあります。4つの部門で抱えている問題点が少しずつ異なり、社員の雰囲気が異なることも産業医として見ていると面白い部分があります。

 毎日の業務は、午前中から昼過ぎまで診療業務、それが終わり残った時間で産業医業務を行っています。産業医業務に割ける時間が限られており思ったように活動できていないのが現状です。体制が変わるまで何年もかかるものだと諸先輩方が励ましてくださるお蔭で、今日まで頑張ってきている次第です。

 今後、会社の産業保健活動がどう変わっていくのか、又産業医として自分もどう成長していくのか、不安と期待が入り混ざりつつ過ごしていますが、少しずつ前進していければと思っています。今後ともご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。

本サイトの内容は、「Oh! Oh! ニューズ(2006年1月号)」に掲載された記事を、同編集部および星野先生のご了解のもと、一部修正して掲載しています。

 

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