関東地方会
2015年5月30日 第65回研究会
- 日時
- 2015年5月30日(土) 13:30~16:50
- 会場
- TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター
- テーマ
- われわれ産業保健職が目指す産業保健とは?
- プログラム
- ◇第1部:活動報告
・桃井 彩保健師 (リコー,産業保健学部11期生)
・西埜植 規秀産業医(にしのうえ産業医事務所,17回生)
・監物 友理保健師(コマツ,産業保健学部13期生)
・小山 一郎産業医(旭化成,13回生)
◇第2部:参加者によるワールドカフェに形式による情報交換
- 参加者数
- 39名(産業医 22名,保健師 17名)
- 共催
- おきゅなすの会
- 報告
- 坂本 宣明(ヘルスデザイン,19回生)
2015年5月30日に関東地方会第65回研究会を開催しましたのでご報告いたします。今回は、おきゅなすの会(関東在住の産業医大卒の保健師の会)と合同で開催しました。参加者は39名と多くの方にご参加いただき、産業医は1回生から27回生まで、保健師は短大・専攻科の3期生から産業保健学部16期生までが揃うという、幅広い層が集まる会となりました。
今回の企画は、「われわれ産業保健職が目指す産業保健とは?」というテーマを掲げ、前半に桃井 彩保健師、西埜植 規秀先生、監物 友理保健師、小山
一郎先生から、各社の産業保健の状況や最近のトピック、統括産業医業務に関するポイントなども含めてご発表いただきました。
・桃井保健師からは、保健師として入社した際の葛藤とその乗り越え方、
・西埜植先生からは、10年間の専属産業医活動の中で、現場と管理職の理解を得て活動をしていくための取り組み、
・監物保健師からは、産業看護職として、社内の産業保健の状況が変化していく中でいかに産業看護職が専門性をもって対応していくか、
・小山先生からは、統括産業医として、産業保健職をまとめる方策や社内の産業保健体制を確立させていくプロセスについて、
ご紹介いただきました。
後半は、ワールドカフェというグループワークの手法を用いて、山下 奈々保健師(リコー,産業保健学部11期生)の主導の元、リラックスした雰囲気の中で行われました。1班4~5名に分かれた計8班にて、産業医や保健師といった立場や見解の違いを越えて、新たな気づきや今後の活動で行かせるヒントを見出すことができました。ワールドカフェという形式のワークを初めて経験された方も多かった状況でしたが、ワールドカフェでの議論の有益性と、普段の集団教育・意見交換の場でも応用できそうであるとの声が多く上がりました。
今回は我々の産業保健活動をより活性化するために、各人のモチベーションの向上と活動のヒントが得られたとともに、多くの方々と交流することができた貴重な時間になったと思います。