
2005年6月11日 近畿地方会 [報告]
2005年6月11日(土)、新阪急ビル 12階
スカイルームにおいて、近畿地方会が開催されましたので報告します。今回はアナウンスが遅くなったにも係わらず、13〜20回生の若手産業医が集まってくれました
。参加者は11名(および外部講師)でした。
始めに、山村
真佐子先生(松下電工,13回生)が、松下電工における過重労働対策を紹介してくださいました。人事の担当者にスケジューリングと対象者への連絡をしてもらうようにしてから、面談実施率が苦もなく100%になった、22時以降の勤務を6ヶ月の平均で月4回以上行っている人は深夜業の健診の対象者にした
等、様々な試みが紹介されました(松下では事業所ごとに運用ルールは別とのことで、山村先生のご尽力の賜物です)。
・面談を意味あるものにするにはどうすればいいか?
・産業医と上司と人事の役割は?
・就労時間と精神的な健康の関係は?
ということがディスカッションされました。
次に、佐藤 伸司先生(大阪障害者職業センター
主任カウンセラー)が、昨秋から始まったリワーク事業について、事例を通して説明されました。対象者はうつ病などで休職中で、本人と主治医と会社がセンターのプログラムを利用することに同意し、休職期間が6ヶ月以上残っている人
(パーソナリティ障害がある方は対象からはずしている)で、職務能力や職務適性テスト、様々な心理テストなどでアセスメントし、必要なら職務の再設計についてもアドバイスしている
ということでした。リハビリ出勤をセンターのプログラムの範疇で行うため、通災・労災時はセンター側の保険で補償されるということでした。この事業は無料で行われて
いるので、個人的には「民業圧迫」と思いましたが、産業医としてはうまく活用すればいいツールの一つになりうると感じました。
終了後は場所を変えて懇親会を行いましたが、ざっくばらんに意見交換する有意義な場になりました。
上田 伸治(参天製薬,7回生)
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