
2008年1月26日
九州地方会 [報告]
2008年1月26日(土)、九州地方会を開催いたしましたので、ご報告いたします。
学生7名を含む32名の参加者のもと、講師に徳永 明日香先生(徳永労務管理事務所,社会保険労務士)
、松藤 俊二先生(福岡労働局労働基準部労災補償課,職業病認定調査官)をお招きし、産業医科大学産業生態科学研究所で開催されました。
徳永先生からは「中小事業場における人事・労務管理の実際」と題して、特定社会保険労務士として昨年実際に担当された4件の事例をもとにしてご講演をいただきました。事例の内容はメンタルヘルス、結核など多岐にわたり、それぞれの事例でみうけられた人事・労務での対応事項をクローズアップしていただき、実際の対応方法をもとに関係する法律も含め簡潔に説明していただきました。
続いて、松藤先生から「二次健康診断給付の制度等とメンタルヘルス」と題して、制度発足以来全国的に利用率が伸びない労災二次健康診断について利用向上の呼びかけ、年々増加する労使紛争のうちメンタルヘルスの事例をあげてご講演をいただきました。役所は法益をもとにして対応すること、ストレスに対してはストレスをかけることによって自白を得る取り調べが危険なことから「取り調べ適正指針」で原則禁止されている例をもとに、ストレスを理解すること、ストレスと如何にコントロールするか、ストレスと人との共存共栄が大事であるという一つの解答をいただきました。
質疑応答では、事前に質問させていただいていた失踪した社員の懲戒解雇の扱いについて、松藤先生からは裁判所に公示送達の申請を行い掲示板に掲載してもらうこと、徳永先生からはまずは内容証明を入手することが大事であることと、しっかりと記録を残すことの重要性をそれぞれの立場から意見していただいた後、今回の両先生のご講演の内容に対して、結核に二次感染した従業員は労災になるのかなど、参加者と活発な意見交換を行いました。
その後開かれた懇親会では、両先生にも引き続き参加していただき、先生方に産業保健活動で感じる疑問点や、生方の普段の仕事内容などについて食事をしながら意見を交換したほか、学生が先輩産業医・保健師に仕事内容を質問するなどの光景があちらこちらでみられ、盛況のうち無事に終了しました。
寒い中参加いただいた方々、ご講演頂いた先生方に改めて御礼申し上げます。
来年度もより一層の充実した研究会を開催したいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
横山 徹(第1生理学,15回生)
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