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最終更新日:2019年10月3日

九州地方会

2019年2月2日 第42回研究会


日時
2019年2月2日(土) 14:00~16:00
会場
博多バスターミナル9F大ホール
テーマ
「健康経営の経緯と現状」
プログラム
講演及び質疑応答(14:00~16:00)
講師:
森 晃爾先生(産業医科大学産業生態科学研究所産業保健経営学研究室教授)
主催
日本産業衛生学会九州地方会産業医部会
共催
福岡県医師会
福岡産業保健総合支援センター
産業医学推進研究会九州地方会
日本産業衛生学会九州地方会産業看護部会
参加者数
69名
報告
垣内 紀亮(ダイハツ九州,19回生)

2019年2月2日(土)、博多バスターミナル9階大ホールにて、日本産業衛生学会九州地方会産業医部会と産業医学推進研究会の共催により、産業医科大学産業生態科学研究所産業保健経営学研究室教授であられる森晃爾先生による講演「健康経営の経緯と現状」が開催された。
日本では、健康経営に関する評価が広がり、健康経営銘柄・健康経営優良法人に合わせて2018年には1800もの企業が認定を受け、また、自治体の健康経営顕彰に関する取り組みも広がりを見せている。また、最近の就職活動に関するデータでは、学生は就職先企業を選択するにあたり「健康」についても取り組んでいるかという点も重視するようになっているため、産業保健スタッフも健康経営について熟知する必要があるということで企画された。
講演では、健康経営のキーワード(コラボヘルス、PDCA、Presenteeism)の基礎から最新の研究動向及び今後の課題まで、幅広い話題についてお話しいただいた。その中でも特に印象深かった点は以下4つである。

• 従来の健康管理は「コスト」と捉えていたものが、健康に「投資」をして生産性を上げようというパラダイムシフトが起きた。もはや「日本のために、健康経営をしていかないと恥ずかしい」という世の中にしていくべき

• 健康経営実践企業には「理念・方針」「体制・システム」「プログラム」が必要で、行政は政策として走る方向と本来の目的の方向がずれてはいけない、同じ方向を向くことが大事

• Presenteeism測定予測ツールを使用することで従来の健康診断、ストレスチェックと組み合わせて、例えば、WFun(産業医科大学版労働障害調査票)等を用い、一人ひとりにあった対策を立てることや、ハイリスクアプローチにつなげ、健康管理の幅が広がる

• 健康経営は「社会」の要請から始まったものであるが、企業にとっても、働く人にとってもそれぞれのSustainabilityを通して、社会のSustainabilityの向上に貢献できる

全体を通して、健康経営について幅広く学ぶ貴重な時間となった。健康経営は少子高齢社会である日本社会を成り立たせるための方策である。産業保健スタッフも、健康経営を産業保健活動の柱の一つとして、健康文化の醸成を図り健康について考える社員および企業へ導いていくことが重要であると考えさせられた。

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