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最終更新日:2024年4月17日

関東地方会

2019年7月11日 第76回研究会


日時
2019年7月11日(木) 18:30~20:30
会場
外苑前アイランドスタジオ
テーマ
運動指導ができるようになろう!
参加者数
32名 
産推研会員(産業医8名,保健師4名)
産推研非会員(産業医4名,保健師14名,栄養士1名,運動指導士1名)
報告
2019年7月11日に開催されました関東地方会第76回研究会についてご報告いたします。

今回は、株式会社アローの理学療法士の菅原祐太先生と阿藤貴史先生をお迎えし、「理学療法士が教える!腰痛・肩こりを予防する方法」についてご講演をいただきました。実際に身体を動かし、理論を学ぶ貴重な会となりました。
本セミナーでは最終目標を「腰痛や肩こり予防のエクササイズをマスターし、それを人に伝えられるようになること」と設定して、腰痛・肩こりの原因、姿勢のチェック方法をご説明いただいた後、腰痛・肩こり改善のエクササイズに関する理論から実践を教えていただきました。

まず、崩れた姿勢を整えて、過剰な負荷が筋肉や関節にかからないようにすることが腰痛・肩こり予防につながります。そのためには、⑴身体の歪みを整える、 ⑵体幹深部筋群を活性化し整った身体を維持する、 ⑶身体の安定性・柔軟性を高める、という3段階の運動アプローチを、⑴から⑶の順番に行うことが重要であることをご説明いただきました。

その後、柔軟性、骨盤の歪み、安定性のチェックを実際に身体を動かして行いました。柔軟性のチェックでは、肩関節の左右差や股関節の柔軟性について、隣同士の参加者でお互いの状態を確認いたしました。骨盤の歪みは、座ってできる確認方法のほか、眼を閉じてその場で50回足踏みをし、足踏みをすることで身体がどう動くかを見る方法を教えていただきました。本セミナーで足踏みを行った代表者は、50回の足踏みで身体が前進することから、骨盤が前傾している可能性があることを学びました。座ってできる骨盤の歪みチェックは衛生委員会などの会議室でも実践でき、また、足踏み50回で身体が前後左右に動くことを体験することで、自分の身体の歪みをより実態をもって知るきっかけになると考えられました。

自分の身体の状態(柔軟性、歪み、安定性)を確認したのちに、腰痛・肩こりを予防する3段階の運動アプローチ(歪みを整える、体幹深部筋群の活性化、安定性・柔軟性を高める)を実践しました。一つ一つの動作は難しいものはなく、座ってできる運動も紹介していただきました。自分で運動した後に、ペアになってお互いに指導し合う練習を行いました。最後に、首や肩、腰が辛くて運動の効果を待っていられないときのための対症療法も教わり、本セミナーの目的である「腰痛や肩こり予防のエクササイズをマスターし、それを人に伝えられるようになること」を達成した実感とともに閉会となりました。

その後行われた懇親会では計15名という多くの方々が参加し、23時まで活発な議論とお互いの交流が行われました。

文責
長濱 さつ絵(全日本労働福祉協会,19回生)
坂本 宣明(ヘルスデザイン株式会社,19回生)

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